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AIに自社のことを聞くと、他社の言葉で説明される

検索の前に、まずAIに聞く人が増えました。そこで自社の名前を入れてみると、 返ってくるのは自社が書いた言葉ではなく、業界の一般論か、同業他社の言い方だったりします。 それは評価が低いからではなく、引ける一次情報が置かれていないからです。

AIは、書いてあることしか答えられない

当たり前のようですが、ここが起点です。AIは自社の会議で話されたことも、 商談で代表が語った言葉も知りません。知っているのは、公開された場所に文字で置かれたものだけです。

自社サイトに「豊富な実績と確かな技術力で、お客様に最適なご提案を」としか書いていない場合、 AIはそこから何も取り出せません。取り出せないと、代わりに業界の一般論で埋めます。 その一般論は、たいてい同業他社の書き方から作られています。 他社の言葉で自社が説明されるのは、こうして起きます。

いま

AIへの質問
◯◯社はどんな会社?

↓ 引ける一次情報がない

  • 豊富な実績
  • 確かな技術力
  • お客様に最適なご提案

どの会社にも当てはまる=
業界の一般論で埋められる
→ 他社と同じ説明になる

一次情報を置いたあと

AIへの質問
◯◯社はどんな会社?

↓ 自社の言葉が引ける

  • 断っている仕事の種類
  • 受けるかを決める判断の基準
  • 実際にご一緒した事例と、その経緯

他社が書けないことが書いてある=
自社の言葉のまま引用される

図:差がつくのは文章のうまさではなく、他社には書けない具体が置いてあるかどうかです。

AIに引用されやすい文章とは、上手な文章ではなく、その会社にしか書けない文章です。

いちばん引かれやすいのは、断っている仕事の話

「何ができるか」は、どの会社も書きます。ですから、そこは似ます。 逆に「何を受けないか」「どういうときに向かないか」は、ほとんどの会社が書いていません。 書いてあれば、そこはその会社にしかない情報になります。

これは検索対策のための小細工ではなく、そのまま商談の下ごしらえでもあります。 向かない相手が最初に離れていくぶん、残った相談は話が早い。 問い合わせの数を増やす方向ではなく、合う相談の割合を上げる方向の手当てです。

置き場所は、他人の家より自分の家

同じ文章を書くなら、外部のブログサービスより自社サイトに置くほうが効きます。 理由は単純で、外部サービスに書いたものはそのサービスの評価として積まれるからです。 発信の場として外部を使うのは構いません。ただ本文は自社に置き、外部からはそこへ送る。 このサイトのコラムも、その順番で運用しています。

今週できる3つ

ここだけ持ち帰っても回ります。1つ目は5分で終わります。

1

自社名を入れて、AIに3つ質問する

「どんな会社か」「何が強いか」「どんなときに向かないか」。返ってきた文が自社の言葉かどうかだけ見ます。現状把握はこれで足ります。

目安5分/材料=手元のAIサービス1つ

2

どの会社にも当てはまる一文を、3つ見つけて消す

自社サイトから探します。「豊富な」「最適な」「お客様第一」。消したぶんの空白に、次の3つ目を入れます。

目安30分/材料=自社サイトのトップと会社紹介

3

受けない仕事を、理由と一緒に1つ書く

「この条件のときはお役に立てません」と、なぜかを一行。他社が書いていないので、そのまま引用される側の情報になります。

目安30分/材料=直近で断った相談を1件思い出す

効果は、毎月同じ質問を投げて見比べるのがいちばん確かです。 順位のような分かりやすい数字は出ませんが、返ってくる文に自社の言葉が混じり始めたかは読めば分かります。 道具を増やすより、同じ質問を続けるほうが早く気づけます。

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